カイロプラクターを目指すのに向き、不向きはあるのでしょうか?
カイロプラクティックの施術を行う人のことをカイロプラクターといいますが、このカイロプラクターを目指すのに、向いている人はどんな人かということを聞かれることがあります。
あくまで個人的な意見ですが、カイロプラクターになりたいという熱意と気持ちさえあれば、私個人としてはカイロプラクターに向き、不向きというのは無いと思っています。
カイロプラクティックは、確かに繊細な感覚や施術が求めたれる職業ですし、体を使った仕事でもあります。そのため、特別なセンスや身体能力がなければいけないというように思っている方がいらっしゃいますが、その心配は必要ありません。
自分の体を上手く使って行う施術であるために、力の弱い女性であってもできる仕事です。
性別や体格は、カイロプラクターの向き不向きには全く関係ありません。
また、勉強することはそれなりに大変ですし、勉強過程の中では覚えがいい人、飲み込みの早い人と、時間のかかる人がいます。しかし、覚えや飲み込みの早い人が将来的によいカイロプラクターになるかといえば一概にそういう訳ではなく、例え飲み込みが遅くても一生懸命勉強し、練習した人がよいカイロプラクターになっていると感じています。
カイロプラクターになりたいという気持ちや熱意があまりない人は、勉強を続けることも正しい手技を習得することも難しいと思いますが、勉強をし習得したいという熱意と気持ちさえあれば、カイロプラクターを目指すのに特別なセンスや身体能力は必要ないのです。
それでも合えて向いている人の条件を上げるとするならば、人と接することに抵抗がなく、
人の体や健康に興味があること、誰かのためになる仕事がしたいと思っている人なら、よりいいと思います。カイロプラクティックの仕事は、他人の体に接する仕事ですので、人と接することが苦手な人は、いくらカイロプラクターとしての腕がよくても、一人前のカイロプラクターにはなれないかもしれません。人と対話し、人の体と対話をして、症状を見つけること、また見つけた症状に真摯に向き合って患者さんのため症状を軽減したい思える人は、カイロプラクターとして大切な資質を持っていると言っていいと思います。
カイロプラクティックは人の体を相手にする仕事です。そうである以上は、相手にする体に対して責任を負わなくてはいけません。未熟な知識や技術で間違った施術を行えば、大きな事故に繋がるリスクもあります。それに、はっきり言って勉強や修行は一朝一夕でなるものではなく大変です。そういった面をよくよく考えてください。
それでもあなたはカイロプラクターになりたいと思うでしょうか?
それでも目指すんだという強い気持ちを持てるのであれば、あなたはカイロプラクターに向いているのだと思います。その気持ちを持ち続けて、ぜひ良いカイロプラクターになってほしいと思います。
技術を行かせる現場は結構多い。カイロプラクターの就職先
カイロプラクティックの技術を身につけたなら、就職についての選択肢は、カイロプラクティックのサロンか、もしくは自分で開業するかの二択しかないと思っていませんか?カイロプラクティックの技術を活かせる現場は、何もカイロプラクティックのサロンだけではありません。カイロプラクティックは様々な場面で技術を活かせるものですので、カイロプラクターの就職先の選択肢というのは、結構多種多様なのです。
確かに、一番一般的なのはカイロプラクティックのサロンへの就職でしょう。そして、そこで経験を積んで将来的には自分のサロンを開業することを目指している人は多いと思います。しかし、それ以外にもカイロプラクターの需要はあります。例えば、 接骨院、整骨院、整形外科などの治療院でもカイロプラクターが勤務していることがあります。
接骨院、整骨院、整形外科といえば、基本的には保険治療を行う立派な病院ですが、曜日や時間帯によって保険外治療を行う治療院があり、そこでカイロプラクティックが取り入れられているケースがあるのです。カイロプラクターが常勤している治療院もあれば、保険外治療の曜日だけに非常勤として勤務するカイロプラクターもいるようです。
他にも、スーパー銭湯のような温浴施設やスポーツ施設、温泉宿やホテルなどにも、カイロプラクティックのコーナーがあることが増えてきています。こういった施設の場合、本格的な施術よりもリラクゼーションとしてのカイロプラクティックの施術が求められることが多く、カイロプラクターが本来の力を発揮できないケースもありますが、需要が増えてきているところでもあります。
治療院やサロンを構えずに個人宅への出張を専門にしている人もいれば、老人ホームなどの施設へ出張して施術を行っているカイロプラクターもいます。
また、カイロプラクティックの知識をいかして、スポーツジムでのトレーナーとして勤務したり、スポーツチームや特定の団体のメディカルトレーナーとして力を発揮しているカイロプラクターも活躍しています。技術を極めてカイロプラクティックの教育施設で教育に携わることを選ぶというのも、就業の選択肢の一つです。
ユニークなところでは、私の知人に、世界を旅するクルーズ船の中のカイロプラクティックサロンに雇用されて、数ヶ月単位で世界中を回りながら仕事をしているカイロプラクターがいます。
このように、カイロプラクターの活躍の場は多種多様、色々な技術の活かし方があるということがお分かりいただけたでしょうか。身に着けた施術次第、技術をどう行かすかの発想次第でカイロプラクティックの就職先、就業方法は無限大なのです。
カイロプラクティックで年収一千万?カイロプラクティックは儲かるか
カイロプラクティックの教育機関の中には、カイロプラクティックは儲かるということを全面に押し出してカイロプラクターを目指すことを魅力的に語っているところがあります。カイロプラクティックで開業すれば、年収一千万も可能ということを歌っている教育機関もありますので、カイロプラクティックの学校を探している人ならば、この年収一千万という数字を目にしたことがある人もいるのではないでしょうか。
では、カイロプラクティックは、本当にそんなに高収入が見込める職業なのでしょうか。
カイロプラクターの年収は、どんな形で就業するかによって全く代わってくるものです。しかし、確かに年収一千万という数字は、やり方次第では実現不可能な数字ではありません。
自宅の一部など家賃のかからない場所を使って、スタッフを雇用せずに一人で開業をしたとしましょう。カイロプラクティックなどの施術の相場から見て、仮に一人の患者さんの施術費を5千円と設定したとします。一千万の収入を得るためには2千人の施術が必要です。月に28日営業するとすれば、一日6人、一月168人、一年で2016人です。
光熱費や広告費、消耗品などの経費もかかりますので、上記の計算はあくまで概算ですが、こう見ていくと年収一千万は、そう難しくないように感じるかもしれませんが、一人で営業する場合には同時に複数のお客さんの施術はできませんので、一日の中で時間のバッティングなく6人のお客さんを施術するというのは、案外大変なことです。時間の調節をしてでも通いたいと思ってくれる顧客さんを一日6人、年間を通して獲得するのは決して容易なことではありません。全ては、通いたいと思ってくれるお客さんを獲得できるかにかかっており、それはあなたの腕次第なのです。
また、スタッフを雇えば人件費が必要になりますし、自宅で開業できる人よりも、実際には物件の賃料や光熱費などが発生することも多いでしょう。しかし、やり方次第で年収一千万が実現不可能な数字でないことは確かなのです。
ただし、カイロプラクターというのは高収入だけに魅力を感じてなれる職業ではありません。カイロプラクティックで食べていけるようになるまでには、多くの勉強や修行が必要です。独立を考えるにしても、下積み時代は必ず必要になりますので、カイロプラクティックそのものに関心と熱意を持っている人でなければ、それを乗り越えることはできないでしょう。
また、たとえ高収入への熱意だけでカイロプラクターになったとしても、お金にしか関心のないカイロプラクターには、よい顧客はつないはずです。カイロプラクティックを勉強することを考えるならば、第一の関心は収入などではなく、お客さんの体の問題をなんとかしてあげたいと思えるような気持ちです。それだけは忘れずにいてください。
カイロプラクティックで開業するのに資格は必要ない?
カイロプラクティックの施術者であるカイロプラクターになるためには、どんな資格が必要かご存知でしょうか。実は、日本においては、カイロプラクティックに関する国家資格、公式資格は存在しておらず、知識や技術の習熟度に関わらず誰でもカイロプラクターを名乗ることが可能なのです。
世界保険機関(WHO)によってカイロプラクティックは、鍼灸などと同様に代替医療の一つとして認定されていますが、日本では医療や代替医療としては認定されておらず、そのため国家資格もありません。
日本においての、カイロプラクティックの位置づけは、エステや整体などと同じ無認可手技療法に分類されています。柔道整復師、あん摩マッサージ指圧師、鍼灸師などは、医療行為であるため国家資格もあり、法律で管理されていますが、医業類似行為であるカイロプラクティックには関係する法律もありません。資格も法律もありませんので、カイロプラクティックを開業することに、現行法上の制限は何もないのです。
そのため、技術の未習熟な施術者による施術事故や、マルチ商法まがいのトラブルが発生しているという現実もあります。法律による基準がないために、カイロプラクティックの教育機関も数か月で卒業できるものから、2年、4年など、質が統一されておらず、技術、知識、施術倫理、安全管理の質も業者によって様々です。
消費者が業者の質を正確に見分けることは難しいことから、厚生労働省に対してカイロプラクティックの法整備、国家資格の設置などを求める要望書も提出されていますが、現在のところ、カイロプラクティックの法整備、国家資格化の目処は立っていません。
法律も国家資格もないため、それらに代わって施術者や業者の技術を認定したり、正しい知識や技術の普及のための協会が設立されていますが、協会も乱立されており、協会の考えや質もまた様々です。国内の協会を一つにまとめる機関は存在していません。そのため、カイロプラクターにとっては、自分の技術を客観的に証明することが大変難しいという課題があります。
カイロプラクターの資格を法制化している国は、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、EU諸国など約40ヶ国ありますので、それらの国で資格を取得してくるケースや、またそれらの国の法律基準にのっとったカリキュラムを実施する国内の学校を卒業することで、「国際基準クリア」を掲げて開業するケースもあります。しかし、海外の資格は国内での効力はありませんし、「国際基準」についても国際的に統一されたカイロプラクティックの資格がないために、信憑性があるとは言い難いものです。
カイロプラクティックを開業することに、現行法上の制限は何もないとはいっても、それは人体に危害を与えるものでないことが大前提となっていますので、施術事故を起こしたり、マルチ商法まがいの商売をすれば当然処罰の対象になります。
資格の必要がないからこそ、技術の習熟は不可欠であるということを忘れてはいけません。
カイロプラクティックが効果を発揮する症状とはどんなものか
カイロプラクティックの施術効果は、一言で説明するならば「神経系の働きを正常化すること」です。 体の全機能の司令塔的な役割をしているのが神経系であるというのがカイロプラクティックの考え方ですので、この神経系の働きを正常化することで様々な症状を軽減、治療、予防していくことができます。(ただし日本国内では、カイロプラクティックは医療として認められていないため、治療のための施術を行うことはできません。)
脳から直接指令を受ける神経系は、体内のほとんどすべての 組織、器官に接続され、体のバランスをコントロールしています。手足の指先を動かすことから、全身の内臓の働き、またその内臓で分泌される様々な内分泌液や体の防御機能である免疫までも、神経系の支配を受けています。もっと言えば、精神の働きだって、コントロールしているのは神経系です。これだけ体のキーになっている神経系ですから、その働きが衰えるようなことになれば、様々な機能障害、免疫の低下により病気になることもあります。
そして、その神経系の機能の衰えを引き起こるのが、体の歪みであるとの考えから、歪みを矯正し、神経系の働きを正常化することで体の自然回復力の回復を促すことこそ、 カイロプラクティック施術の一番の効果なのです。
この効果によっては、全身の様々な症状を軽減するのに効果が期待できますが、カイロプラクティックが効果を発揮する適応症状は、一般的には、腰痛、頭痛、頚肩腕症候群、むち打ち症、肩こり、膝の痛みなどの運動器疾患、その他にも、疲労回復、姿勢改善、自律神経失調、などに高い効果を発揮すると考えられています。また自律神経の不調は、内臓機能の低下をはじめ、全身に様々な悪影響を及ぼすことで知られていますので、その自律神経の調子を整えることを通じて、内臓の機能改善、ストレスの緩和などにも効果が期待できます。
そして、カイロプラクティックの効果として注目すべきなのは、既にある症状の軽減ということだけではなく、予防という観点からも非常に高い効果が期待できるとことにあります。そのため、風邪の予防や健康増進のために、健康管理の一つとして利用できるのがカイロプラクティックです。子供から高齢者まで、誰でも施術を受けられるという特長もあります。
高齢者へのケアや生活習慣病、 慢性病などへの効果認められていますので、長期に渡るケアに薬を服用し続けたくないという場合や、外科的処置に頼りたくないという場合には、カイロプラクティックを症状軽減のための選択肢の一つにする人もいます。
薬による治療や外科治療に変わる、またはその頻度を減らすため、健康増進のために、カイロプラクティックを利用してみたはいかがでしょうか。
誤解も多いカイロプラクティックのことをどれだけ知っていますか?
現在、カイロプラクティックといえば、一つの街に最低一軒はあるのではというほど、街中を歩いていても治療院を見かけることが増えてきました。日本でもそれだけ普及してきているカイロプラクティックですので、カイロプラクティックという言葉を聞いた事がある人、そんな施術をするのかをイメージできるという人は多いと思います。
しかし、カイロプラクティックとはどんなものかと説明してくださいと言った時に、みなさんはどれだけカイロプラクテイックのことを知っているでしょうか。カイロプラクティックの施術を受けたことがあるという人でも、実は本当のところよく知らないという人が、案外多いのではないでしょうか。
よくあるカイロプラクティックへの誤解というのが、骨をポキポキ鳴らしていく治療だという誤解です。また、骨を矯正することがカイロプラクティックだと考えている方もいることと思いますが、これも少し違うのです。
ガイロプラクティックの語源は、ギリシャ語のChiro(手)と Prakticos(技術)を組み合わせた造語であるといわれています。手技を用いて、関節などの歪みを矯正するアジャストメントと呼ばれる施術を行うことが由来です。
そうなると、やはりカイロプラクティックは、骨や関節の矯正のために行うものではないのかと思うかもしれませんが、骨や関節の矯正を行うことは手段であって、カイロプラクティックの本当の目的ではありません。また、アジャストメントを行う上で骨がポキポキと鳴ることは確かにありますが、これも目的のための手段の中で起こるものであって、ポキポキと骨を鳴らすことがカイロプラクティックの目的ということではないのです。
カイロプラクティックの目的は、神経系の機能異常を正常化することにあります。
体に歪みにあると筋肉や骨などの機能に構造的な障害と、それらに関わる神経系への機能異常が起こると考えられています。神経は、人間の体をコントロールするいわば司令塔の役割をしていますので、神経系への異常が起これば、全身の健康全般に影響を及ぼすということです。
逆に言えば、この神経系が正常に機能していけば全身の健康を回復することに繋がります。
そのための手段として体の歪みを解消するための手技がカイロプラクティックなのです。
カイロプラクティックは、肩こりや腰痛などの症状軽減だけではなく、健康全般に対して、治療、予防することを目的としています。(ただし日本国内では、カイロプラクティックは医療として認められていないため、治療のための施術を行うことはできません。)神経系を正常に機能させることで、体が本来持っている自然治癒力を最大限に引き出し、それによって健康を回復しようという試みなのです。
このカイロプラクティックの理論は、西洋医学的、科学的に証明されているものではありませんが、海外の研究でも臨床のデータとして効果が一部客観的に認められています。そのため、鍼灸等と同様に外科的処置や投薬に変わる代替医療としても注目されているのがカイロプラクティックなのです。
カイロプラクティックのことが、少し分かったでしょうか。骨をポキポキ鳴らす、痛くて怖い施術というよくあるイメージは、カイロプラクティックの本当の姿ではありません。正しい知識や技術の無い施術者が行えば危険もあるだけに、注意は必要ですが、全身の様々な症状を健康な状態へと導いてくれるのが、本来のカイロプラクティックなのです。
