誤解も多いカイロプラクティックのことをどれだけ知っていますか?

現在、カイロプラクティックといえば、一つの街に最低一軒はあるのではというほど、街中を歩いていても治療院を見かけることが増えてきました。日本でもそれだけ普及してきているカイロプラクティックですので、カイロプラクティックという言葉を聞いた事がある人、そんな施術をするのかをイメージできるという人は多いと思います。

しかし、カイロプラクティックとはどんなものかと説明してくださいと言った時に、みなさんはどれだけカイロプラクテイックのことを知っているでしょうか。カイロプラクティックの施術を受けたことがあるという人でも、実は本当のところよく知らないという人が、案外多いのではないでしょうか。

よくあるカイロプラクティックへの誤解というのが、骨をポキポキ鳴らしていく治療だという誤解です。また、骨を矯正することがカイロプラクティックだと考えている方もいることと思いますが、これも少し違うのです。

ガイロプラクティックの語源は、ギリシャ語のChiro(手)と Prakticos(技術)を組み合わせた造語であるといわれています。手技を用いて、関節などの歪みを矯正するアジャストメントと呼ばれる施術を行うことが由来です。

そうなると、やはりカイロプラクティックは、骨や関節の矯正のために行うものではないのかと思うかもしれませんが、骨や関節の矯正を行うことは手段であって、カイロプラクティックの本当の目的ではありません。また、アジャストメントを行う上で骨がポキポキと鳴ることは確かにありますが、これも目的のための手段の中で起こるものであって、ポキポキと骨を鳴らすことがカイロプラクティックの目的ということではないのです。

カイロプラクティックの目的は、神経系の機能異常を正常化することにあります。

体に歪みにあると筋肉や骨などの機能に構造的な障害と、それらに関わる神経系への機能異常が起こると考えられています。神経は、人間の体をコントロールするいわば司令塔の役割をしていますので、神経系への異常が起これば、全身の健康全般に影響を及ぼすということです。

逆に言えば、この神経系が正常に機能していけば全身の健康を回復することに繋がります。
そのための手段として体の歪みを解消するための手技がカイロプラクティックなのです。

カイロプラクティックは、肩こりや腰痛などの症状軽減だけではなく、健康全般に対して、治療、予防することを目的としています。(ただし日本国内では、カイロプラクティックは医療として認められていないため、治療のための施術を行うことはできません。)神経系を正常に機能させることで、体が本来持っている自然治癒力を最大限に引き出し、それによって健康を回復しようという試みなのです。

このカイロプラクティックの理論は、西洋医学的、科学的に証明されているものではありませんが、海外の研究でも臨床のデータとして効果が一部客観的に認められています。そのため、鍼灸等と同様に外科的処置や投薬に変わる代替医療としても注目されているのがカイロプラクティックなのです。

カイロプラクティックのことが、少し分かったでしょうか。骨をポキポキ鳴らす、痛くて怖い施術というよくあるイメージは、カイロプラクティックの本当の姿ではありません。正しい知識や技術の無い施術者が行えば危険もあるだけに、注意は必要ですが、全身の様々な症状を健康な状態へと導いてくれるのが、本来のカイロプラクティックなのです。


このページの先頭へ